オモイ

焦がれた夢の
玲瓏たる宝石で
悲しみあふれた過去を
螺旋階段に変えて
物語の始まりへ

想像の境地に咲いた
薔薇に魅せられたって
偽物だと気づいたら
怒りの炎を胸に燃やして
手を伸ばした

花に憧れていても
奈落に堕ちるのが怖くて
晒された迷いから
図鑑にならない記憶から
逃げ出すことはもうできない

誰にも劣らずにいるため
キミを傷づけた者らを
支配せよ その踊りで
目を逸らさせないで
天高く羽ばたくまで

コメント